痔の一種「痔ろう」という病気について

夫が10年前、痔の一種である「痔ろう」という病気を患いました。
女性である私は痔に関する知識がなく、通院する彼の病状報告をうけるたび「？？？」という思いでいっぱいでした。
しかし治療法は薬物治療では完治はせず、手術するしか道はないと説明され、ほどなく夫は数日間入院し、手術をすることになりました。
幸い通っていた家の近くのクリニックは肛門の専門医で入院施設もあったため、そちらで手術を行いました。
手術自体はそんなに難しいものでもなく、括約筋温存手術（くりぬき法）だったと思います。
実際は大変だったのは退院後です。
病院にいるときは看護師さんがやっていくれたガーゼ交換も家庭で行わなければなりません。
患部が肛門のすぐ近くだったため、身体の固い夫が一生懸命体をまるめて肛門をつき出すようにして、妻である私にガーゼ交換をされている様子は、不憫でなりませんでした。
しかし、手術自体は成功だったようで、術後は一度も再発することなく、10年の年月を過ごすことができました。
やはり信頼できる病院との出会いが、この病気に関しては一番大切なのだと思います。

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