オスグッド・シュラッター病

聞き慣れない病名だと思いますが、私が思春期の頃にかかった病気です。
簡単に言えば、膝の骨が出っ張って痛くなる病気です。

当時の私は剣道部で、自転車通学に加え、特に足の筋肉を酷使していました。
ある日突然、左の膝が痛み、触ると固くボッコリと骨が出っ張っていました。
整形外科でレントゲンを撮り、先生から「オスグッド・シュラッター病ですね」と言われました。

先生の話によると、太ももの筋肉を酷使するとかかるもので、中学生や高校生の男子に多い病気とのこと。
女子の私がなるのはそうとう珍しかったようです。
一度出てしまった膝の骨は元に戻りませんが、太ももをストレッチして筋肉を柔らかくすれば痛みが緩和するとのことでしたので、ストレッチと電気マッサージによる治療が始まりました。

治療1日目、太ももの筋肉がどれくらい固くなっているのかを知るために、ベッドに正座で座り、そのまま上体を後ろに倒してみました。
しかし、太ももの筋肉があまりにも固くなっていたせいか、太ももが痛く全く上体を後ろに倒せませんでした。
リハビリの先生もびっくりし、今度は足を伸ばして仰向けになり、左足を曲げてかかとをお尻につけてみることにしましたが、痛みのあまり、絶叫してしまいました。
普通の人ならいずれも容易にできることですが、それだけ当時の私は太ももの筋肉を酷使していたということだったのでしょうね。

治療の甲斐もあり、2週間で上記のことは痛み無く簡単にできるようになりました。

10年以上経った今でも、自転車をたくさん漕いだ日などは太ももの筋肉をストレッチするように心がけています。

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