冷えは万病のもと
私たちの体は、知らず知らずのうちに冷えてしまっていることがある。特に女性は、筋肉がつきにくい体に加え、月経もあることから、どうしても男性に比べ冷えやすい体質になりがちだ。
疲れやすい人、体にだるさやむくみを感じやすい人、肩こりや首こり・腰痛がある人、不定愁訴を抱えている人などは特に要注意。
もし冷えの自覚が無かったとしても、実は体が冷えている、ということも少なくはない。
冷えを自覚しているならなおのこと、冷え対策が必要だ。
今回は、特に女性にオススメの冷え性対策を3つご紹介していく。
冷えは万病のもと。
冷えを上手に撃退して、日々の生活を元気に送ろう。
入浴は「ぬるめのお湯にゆっくりと」
忙しい現代人の中には、入浴はサッとシャワーだけで済ませてしまう、という人もいるだろう。入浴が面倒くさい、水道料金が気になる、お風呂に入っている時間がもったいない…など、理由はいろいろあるだろうが、入浴の時間を冷え対策に充てないことこそもったいないのだ。
入浴は、冷えがちな女性の体を芯から温められる貴重なタイミング。
ぜひ湯船にたっぷりお湯を張って、じっくり体をあたためて頂きたい。
ここで大切なのは、肩までしっかり浸かること。
肩まで浸かることで、全身がまんべんなく暖められる。
ただし、のぼせには注意が必要だ。のぼせてしまわないためにも、お湯の温度は熱すぎないことが重要である。
体を一気に暖めるのではなく、内側までじっくり暖めるためにも、「ぬるめのお湯にゆっくりと」浸かるのがポイントだ。
温かいもの・体を温めるものを摂取
体の冷えは、内臓にも打撃を与えてしまうことがある。また、冷えの自覚がない冷え性の中には、内臓を中心に冷えてしまうタイプもあるので要注意だ。
そんな内臓の冷えを撃退するためには、温かい食べ物・飲み物を摂るようにしよう。
特にお腹の冷えや不定愁訴などの自覚症状がある人は、アイスクリームや冷たい飲み物を飲みたいときも極力グッとこらえ、温かい飲み物を摂るのがベスト。
温かいものを摂取すれば、体の内側からじんわり温まることができる。
また、内臓から冷えを撃退するために最もオススメの食材は、ショウガだ。
ショウガはすりおろして薄く伸ばし、冷凍してストックしておくと便利だ。
必要な分だけ、紅茶やみそ汁などに加えると、あっという間に体が内側から温まる飲食物を作ることができる。
ウォーキングで冷えに負けない体質に
冷え撃退のためには、入浴や食べ物・飲み物の工夫などのように、都度都度対策することももちろん必要である。しかし、その都度の対策では、残念ながら根本的な解決に至らせることは難しい。
やはり、冷えに負けない体づくりを心掛けることが大切だ。
そう、運動である。
運動によって体のコリをほぐし、少しずつ筋肉を付けることで、血行促進を促し、冷えに負けない体を作って行くのだ。
最もオススメの運動はウォーキング。
ウォーキングは全身運動で、体中をほぐすことができるし、簡単で、時間もお金もさほどかからない。
文字通り、誰にでもできる運動なのだ。むろん、運動に慣れていない人にとっては大変なことだろうし、一朝一夕で結果は出ない。
しかし、続ければ続けた分だけ、きっと結果は出るだろう。