グルテンフリー生活とは？
小麦などに含まれるグルテンをとらない生活を送ることをグルテンフリー生活という。海外のアスリートやモデルなど、著名人が行っており、日本でも大変話題となっている。
日本人はもともと米食文化だ。
そのため、日本人の体はグルテンを含む小麦などの食べ物を上手く消化できないという傾向にある。
グルテンを上手く消化できない人は、一緒に摂取した栄養もグルテンと共に排出してしまうため、やせ型で、お腹の調子を壊しやすい傾向にもある。
パンや小麦を含む麺類、揚げ物などを摂取し、調子を悪くする人はグルテンに対しての耐性がない、グルテン不耐性の可能性がある。
こういった人は、特にグルテンフリー生活を送ることで、大きく体調を改善させることができるだろう。
グルテンフリー生活を送る上で気を付けたい点
グルテンは、先に伝えたように主に小麦に含まれている成分だ。そのため、小麦から作られるパンや麺類はグルテンフリー生活を送るのであれば避けたい食材だ。
またパン粉を使った揚げ物やパン粉を材料として作るハンバーグと言ったものも避けたい。
意外なところで言えば、醤油もある。
実は醤油もまた小麦由来の成分が使用されていることが多いので、よくよく商品ラベルを見ると一部小麦を含むと書かれている。
醤油に小麦が含まれるため、醤油を使用した加工食品もNGとなる場合があるので注意が必要だ。
冷凍食品やレトルト食品もよく見てみると、やはり特定アレルギー品目欄に小麦と書かれている場合が多くある。
なので、加工品や調味料も購入する際にはよくラベルを見ておきたい。
小麦の代用品は？
小麦を使用した食品はこの世の中に数多く溢れているため、一気にそのすべてを摂取できないとなると拒否感も強いだろう。ただ、小麦は他の食品で代用が効くので、それほど不便な暮らしになるわけではない。
小麦を使った食材と言えば、小麦粉やパン粉がすぐに思いつくが、これらは片栗粉や米粉でも代用が効く場合が多い。
例えばハンバーグを作る際、パン粉ではなく無糖のシリアルや砕いたナッツ、豆腐といったものを混ぜることで問題なく作ることができる。
パン粉よりも栄養のバランスよく食事を作ることも可能になるのだ。
また、アレルギー除去食品と言った商品も数多くあり、その中にはグルテンフリーの醤油もある。
それほど種類はないが、こうした商品を活用することで今まで通りの食事を楽しむことができるだろう。
グルテンフリー生活のメリットは？
グルテン不耐性の人は、グルテンを抜いた生活を送るだけで、体調を改善させることが期待できるが、そうでない人にも実は嬉しいメリットが起こる可能性が高い。もともとグルテンを消化しにくい日本人の場合、グルテンを抜くだけで、肌質の改善がはかれる可能性もある。
また、グルテンは眠気を起こすとも考えられているため、集中力もアップし、以前よりも作業能率が良くなることも考えられる。
そして、グルテンを含む食べ物は依存度があり、もっと食べたいと思わせるため、自分が思うよりも食べてしまう傾向にある。
なので、グルテンフリー生活を送ると、腹八分目で食事を終えることができ、自然とダイエットになるのだ。
自分はグルテンに依存していない、不耐性ではないと思っていても、グルテンフリー生活を送り体の調子が改善したという人も多いので、何か不調を感じている人にはぜひ試してもらいたい。
