ママチャリで速度を出すには?必要なパーツやテクニックを紹介
ママチャリで速度を出すに必要なことは?
ママチャリでは、速度を出すのが非常に難しい。その理由はいくつかあるが、最も大きい理由として上げられるのは、まず車体が重いことである。
スポーツバイクと比べたら、大体倍以上の重さがあるママチャリでは、自転車をこぐのに大きなパワーが必要だ。
そして、もうひとつ大きな理由は、スポーツバイクとママチャリでは、そもそも漕ぐときの姿勢は大きく変わってくる。
ママチャリは楽に座って、少ない負担で、安全に漕げるように設計してあるから、基本的に背中はまっすぐのまま漕げるようになっている。
だが、スポーツバイクで速度を出す時は、体重をペダルに乗せやすくするのと、空気抵抗を抑えるために、基本的には前傾姿勢になる漕ぎ方が一般的だ。
その他にも、楽に、速く漕ぐために、コンポーネントと呼ばれる細かいパーツ等をカスタマイズすることで、さらに速度を出しやすくしているのがスポーツバイクだ。
今回は、スポーツバイクからヒントを得て、少ない費用で、比較的簡単に平均速度をあげる方法を紹介しよう。
ママチャリで簡単に出来るパーツ交換
速度を上げるためには、本体の軽量化と姿勢を変えることが大事だが、ママチャリで本体を軽量化させることは至難業だ。そこで、部品を交換することで、姿勢を変えやすくすることが大事である。
とは言っても、実際に交換するパーツはサドルとシートポールだけである。
このパーツを交換するだけで、シートの高さを高くすることが出来、前傾姿勢を維持するのも楽になる。
その上、体重のをせやすいペダリングをすることも可能になる。
シートポールを交換する場合、ひとつ注意しなければならないことがある。
それは、シートポールのサイズが、ママチャリにピッタリフィットする必要がある事だ。
シートポールを引っこ抜くと、円の直径がどれぐらいのサイズであるか、数字で表記されている。
このサイズを元に、自転車屋さんで同じサイズのシートポールを取寄せたり、通販で同じサイズのシートポールを購入すれば良い。
長さは30cm以上あるものがおすすめだ。
例えば、シートポールの直径が25.4Φ(パイ)だった場合、25.4Φで、長さが30cmあるシートポールを購入すれば良い。
サドルは穴あきサドルを購入すると良いだろう。前傾姿勢になる時、どうしても重心が前立腺あたりに集中してしまうため、ママチャリのサドルでは、前立腺炎を引き起こしてしまうだろう。
これを未然に防ぐことができるアイテムが穴あきサドルで、前傾姿勢になっても前立腺あたりの負担がかなり軽減される。
これにより、より体重を乗せたペダリングがしやすくなるだけでなく、病気の発症を抑えることができるようになるのだ。
補足として、ハンドルの高さは、下げられるのであればできるだけ提げた方が良いだろう。
ハンドルの真ん中の上あたりに、丸いゴムカバーがあるはずだ。
そのカバーを外すと、六角穴付きネジがある。
六角レンチで緩めると、ハンドルの高さを帰ることができるようになっているはずだ。
注意しなければならないのは、ハンドルの高さを変えたあと、きつくネジを閉めておかないと、走行中にハンドルの高さが変わってしまう可能性があり、非常に危険であるということだ。
不安な場合は、購入した自転車屋さんでハンドルの高さを変えてもらうのが安心だろう。
自転車を漕ぐ時の基本姿勢
自転車のこぐときの基本姿勢は、基本的にはスポーツバイクと同じだ。 まず、自転車に乗る時、基本的に前傾姿勢で座る。ママチャリの場合、スポーツバイクと違う点は、基本的にハンドルは八の字になっているはずなので、肘を内側に折りたたみ、できるだけ脇をしっかりと締めて、胸部の真下がハンドルの中心部に来るようにすると良い。
この時、猫背になっていると、体重が上手くペダルに伝わらなくなるので、腹筋を意識して、背中を真っ直ぐにすることを意識しよう。
ペダルをこぐ時は、膝が真上に来る直前から気持ちペダルを前に押し進めるように力を入れ始め、、つま先が一番前に出る辺りで力を抜く。まずはこのペダルの力の入れ方を慣れるまで練習しよう。
慣れてきたら、足が真下に来たタイミングで、つま先をましたにし、ふくらはぎの筋肉を使って、斜め後ろに行くぐらいまでの一瞬の間だけペダルを引くイメージで力を入れてみよう。
こうすることで、より楽に、効率よくペダルに力を伝達することが出来る。
これを練習しているうちに、自転車の速度はどんどんと出てくるだろう。
更に早く走りたいなら、日々のトレーニングも大切。
以上の内容で、トレーニングをしなくても自転車の速度をそれなりに出すことができるようになったはずだ。そして、さらに速度をあげるためには、やはり日々のトレーニングは欠かせない。
自転車を瞬発的に速くこぐことを目指すのなら、高負荷で二日起きか三日おきにトレーニングする習慣をつけると良いだろう。
長時間早い速度を意識したい場合は、遅筋を鍛えることが大切だ。会話しながら焦げるぐらいのレベルで、一時間以上ペダルを回し続ける。 このトレーニングを、可能であれば毎日続けることが理想だ。
ただ、毎日自転車をこぐのが難しい場合があるだろう。
その場合は、ジムに通うか、自宅にエアロバイクを設置して、毎日エアロバイクに乗る主観をつけるのがオススメだ。
自宅であれば、外出しなくとも、テレビを見ながらペダルを回し続けるトレーニングができるので、気軽に続けやすい。