子育てでこれだけはやっていはいけないベスト4
子供に夫婦喧嘩を見せる。
育児期は育児のストレスや躾のなどへの価値観の違いから夫婦喧嘩が起きやすい時期である。しかし、たかが夫婦喧嘩だと軽んじて子供の前でつい喧嘩をしてしまっていないだろうか。
子供は敵意や憎しみの中で育つと精神が不安定になり、乱暴な子供になったり、極度に引っ込み思案な子になったりする。
また身体的暴力でなくとも、言葉の暴力を目撃した子供の脳がストレスでダメージを受け、記憶力や言語力などの学習やコミュニケーション能力に影響が出るとの研究結果も出ているのだ。
怒る躾をしない。
躾において必要なのは「叱る、諭す」ことであり、「怒る」ことではない。ここを履き違えている親が大変多いと思われる。
子供が公共の場でいけないことをしてしまったとき、感情的に怒鳴り散らす親をよく見かける。
自分の怒りの感情を子供にぶつけると、子供は怒られた恐怖で頭がいっぱいになり、委縮し、自分がなにをやったのがいけなかったのかを冷静に学習することができなくなる。
また、感情をぶつける怒る躾は、子供に感情的になる模範を見せるだけなのである。
すぐキレる親の子は、同じようにすぐキレるようになってしまうのだ。
叩く躾をしない。
叩かれて育つ子供は叩く子供に育つ。子は親の背中を見て育つという言葉の通り親の真似をするのだ。
親がいくら躾の為だから、いけないことをしたからと、叩くと子供は自分のしたことの反省よりも、叩かれた恐怖心が記憶に強く残るのだ。
そのため、何か気に入らないことがあれば暴力でねじ伏せればいい、暴力で脅せは解決すると学習するようにあるのである。
また、叩かれて育つ子は、言葉で注意したぐらいでは言うことを聞かなくなり、叩かれたくない怒られたくない一心で、嘘をつくような子供になるのである。
脅す育児をしない。
脅す育児とは、専門用語ではダブルバインドという。これも日常的に悪気がなくても使う親がとても多い。
例えば、公園で帰る時間になったのにまだ遊びたいと小さな子供がぐずったとき、「置いて行っちゃうわよ!もうお母さん先に帰るからバイバイ!」やなかなかゲームをやめないとき「今すぐやめなかったらゲーム捨てちゃうわよ!」と言ったことがないだろうか。
親が無意識のうちに子供を脅して言うことを聞かせようとする方法である。
脅す育児は子供をコントロールするのに効果が抜群である。
だから使う親が非常に多い。
しかし、このダブルバインドを使っていると子供は親を信用しなくなり、自己肯定感が低下したり、なにより親や友達に「おもちゃ貸し手くれないなら仲間に入れてやらない」「ゲームやらせてくれたら勉強する」などと脅すようになってしまうのでる。
相手を自分の思い通りにコントロールするには脅せはいいんだと間違ったコミュニケーション方法を学んでしまうのである。