オリンピックなどのスポーツにかかる金が巨額
スポーツはお金がかかるのだ
若い頃ボクシングジムに通っていました。学生自体であれば、学校がその練習場を提供しますが社会人になると、こうした施設を自費で賄わなければなりません。
趣味でやれればいいのですが、オリンピックなどの世界大会にアマチアが出るまでには、かなりハードルがある事が経験から解ります。
取り分けボクシングなどは自衛官など、ある程度職業が安定しているところはいいのですが、実際自分でこれを維持するとなるととんでもないお金がかかるのです。
そういう意味では、巷で言われているスポーツにかかる費用というのは実体験からばかにならない事が解ります。
費用とはどういうものだ
ボクシングの経験から例を挙げたいと思います。ボクシングではプロとアマチア二通りあります。
プロはファイトマネーが出ます。
しかしアマチアはそのファイトマネーがでません。
ちなみにプロはABCとライセンスわけとなっており、A級つまり8回戦より上になると、会費が無料と私のところではなっていました。
その代わりファイトマネーから、トレナー料を取るというのがルールです。
ここはあまり知られてないところですが、汗を拭いたり水を飲ませたりしているトレナーいますが、タダではやってくれないのです。
値段表がジムにはあって、その料金を支払うのです。
4回戦は5万円程度がファイトマネーとなりますが、概ね半分がその費用で、あと会費を払うとほぼ残りません。
そこに道具代となるので、アマチアはそのファイトマネーすらないのですべて実費となる訳です
スポーツによって実業団がないのが実情だ
私が見る限り、ボクシングで実業団というのはあまり聞きません。プロを目指すか趣味でやっているかその二通りとなります。
プロの場合ある程度、人気選手になればトランクスに広告を載せてスポンサーが選手を支える事となります。
しかしそこまでになるのにはそれなりに戦績がよくなければなりません。
内藤大助さんはお尻のところにロッテリアの広告を掲載していました。
釣り船幕の内じゃないですが、あれでスポンサー料を獲得出来る訳です。
しかしアマチアでそういうのはかなり稀なケースで、卓球にしろ、ラグビーにしろ特にユニフォームにそういうのを掲載するのはなかなか難しい所です。
スポーツによって実業団が付きにくいのがあるというのが実情で、それを継続させるとしたら実費となってしまいます。
スポンサーをアマチアでもつける風習が必要だ
実業団が難しいのであれば、スポンサーをどうやってつけるのかが必要となります。テレビ放映でしっかりアマチアでも放映して、広告を載せやすくするというのは一つの手でありますが、なかなかマイナーなスポーツは視聴率が悪いのかあまりテレビも乗り気じゃありません。
しかし最近ネット動画というのが注目されています。何もテレビでなくても、広告を見る事ができる訳です。
ネットが活発になった今、スポンサー各社もこうした戦術で広告を載せて選手を育てる方向性になってもらいたいと思います。
特に景気の低迷で実業団が少なくなった今、とりあえず大会に費用を広告という形で捻出するというのは、公の役割として是非前向きに考えてもらいたいと思います。