自粛ムードによる飲食店へのコロナ打撃

私は普段飲食店向けの営業を行っていて、今回新型コロナウイルスにより被害を受けている方を近くで見てきました。
「営業自粛をすれば当然赤字だが、正直店を開けても赤字だ」とみなさん口を揃えていいます。
生き残りをかけてウイルス対策やテイクアウト・デリバリー事業へ参入していく姿を間近で見て、私なりに感じたことを書いていきます。

飲食店への影響の出始め

影響がで始めたのは私の住んでいる地域では2月中旬ごろからでした。私の住んでいる地域は特別警戒地域ではなく、5月9日現在感染者は数十人程度の県です。
2月中旬ごろはまだ陽性患者も数人、しあも感染経路のわかる人たちでしたが、東京などの状態を鑑み、市や県の職員に対して社内飲食自粛の令が出たのです。
もちろん罰則等は設けられていませんが、田舎特有の噂話の周りの早さがあり、その仕打ちは罰則よりも精神的に辛いものです。
そのため、社内飲食としての外食がグッと減りました。

焦る飲食店

飲食店は3-5月は稼ぎ時に当たります。歓送迎会や卒業・入学式、GWによって、外食機会が増えるからです。それなのに今年は大人数の社内飲食や大学生の新歓などが見込めないのですから、飲食店は焦ります。
しかし、人間の一日三食のスタイルが変わったわけではありませんので、食そのものは需要がなくなることがありません。
そこでテイクアウトやデリバリーに注力し始めました。
お店のメニューをそのまま持ち帰って家で楽しむ事ができるので消費者としてはありがたいサービスです。
しかし、大半のお店は普段食事というよりは飲み物で稼いでおりますので食事を提供できる喜びはあっても、残る利益はほんのわずか。
とても家賃やアルバイトへの支払いはできません。

武漢コロナウィルス終息への想い

そんな中でも新型コロナウイルスに効く薬が承認されたり、自粛要請解除のニュースもちらほら聞こえ始めました。
まだ新型コロナウイルスの死滅まではほど遠いけれど、少しずつ日常を取り戻しつつあるかと感じます。
苦しい思いをした分、いつもおいしい食事を提供してくださり、私たちに必要不可欠な食を彩ってくださる飲食店には今まで以上に「美味しい!」を聞かせてあげたいと思います。
そして、家族や友人と心から楽しめる食事の時間を早く持ちたいと思います。

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