臨床工学技士の仕事と育児の両立
女性の場合、結婚や出産の後でも臨床工学技士として働けるかというのは、重要なテーマである。
女性の臨床工学技士の数自体は増えており、現在はおよそ3割。
もちろん、現場では男性のほうがまだ多数を占めているが、さらに女性の技士が増えていけば、そういった点に配慮しようという動きが大きくなることは十分に予想される。
病院によっては、託児施設を設置していたり、外部の託児施設に子供を預けると支援金が出るという所もある。
よって、勤務先によっては、結婚や出産の後でも
臨床工学技士として働き続けることは可能である。
ただし、仕事内容も影響してくる。
臨床工学技士は、透析業務や手術室業務が主な仕事だが、手術室業務は緊急の仕事が入ることが多いので、不規則な勤務になりがちだ。
対して、透析業務はおおむね規則的な勤務なので、出産前後は透析業務に当たらせるようにしている病院もある。
また、夜勤のない透析専門のクリニックを選べば、育児との両立は十分できる。
高齢者の雇用について
会社で求人を担当しておりまして、ハローワークに求人をお願いしたり、広告会社に求人広告を出したりすることがあります。
この時に困るのが高齢者の方の応募をどのように取り扱うかです。
昔は60歳ともなれば腰が曲がり、杖をついている人も多かったりしたのですが、今はシルバーパワー世代とも言うのでしょうか、70歳を過ぎても応募をしてこられる方がいたりします。
うちの会社は年齢制限がないので、一念奮起して未経験の方でも応募したりしてくることがあるんですね。御歳70歳を越えていても。
もちろん人間の年齢が全てではありませんし、うちも面接をして、この人になら御客さんのところに行ってもらって大丈夫、ってお願いすることもあるのですが、いざ配属の段取りになって「めまいがするので辞めます」「妻が倒れました」などと言われることがよくあり、そのことで大変困っております。
本人の健康状態や家庭内の事情があるのは理解できますし、そのことを考慮しないわけではありませんが、面接して採用をした当方としては、そりゃないだろ、って思ってしまいます。
仕事を志望する以上は、そこらへんはちゃんとしていて欲しい、ちゃんとしているだろう、と勝手に信じておりますので。
高齢になっても働きたい、社会参加をしたい、というのは素晴らしいことですし、当社としても応援を致しますが、全部お金がかかっております。そ
こらへんのあたり、よく考えて欲しいなあ、と求人する側としては思ってしまったりします。